不動産エージェントのエイト不動産Labのリノベーション希望の相談が増えているワケのページです。

主に原状回復を目指すリフォームと違い、大掛かりな補修や資産価値を高めるリノベーションが注目されています。古い不動産でもリノベーションで新しく生まれ変わり、不動産経営における空き家対策としても期待されています。

ここでリノベーション希望の相談が増えているワケについて、ご紹介いたします。

分譲タイプのマンションや、空き室となった賃貸マンションを建て替えるのはとても難しいといえます。
なぜなら建て替え費用が捻出できない、住民の意見がまとまらない、建て替えると持分面積が減ってしまうなどの問題があるからです。

このため建て替えを前提にするのではなく、リノベーション希望を相談する方が増えています。
共有スペースや管理組合、建築構造、給排水設備などの制約を考慮することで、住居環境を改善する選択肢として大きく注目されています。

中古の不動産は、交通アクセスやライフラインなどが充実していることも少なくありません。一部の市街地や都心エリアでは資産価値が安定しているので、このような物件にリノベーション工事を行って資産価値を向上することも可能です。

マンションだと鉄骨やコンクリート構造など頑丈な構造なので、基礎部分や耐震などの補修工事が必要ないケースもあります。
新しく建て替えるより、最小限の予算で住まいをデザインできるため、リノベーションを希望する方も多いです。

今後は中古住宅の増加も予想され、政府は新築物件重視の「量」から中古物件重視の「質」への政策転換を図っています。
また、住宅ローンなど負担が大きい新築住宅を購入するより、取得費用の負担が少ない中古住宅を選び、新しいライフスタイルや価値観を楽しむといった意識の変化も起こっています。

住宅に対する価値観の高まりや変化が見られる現代だからこそ、リノベーションの需要も高まっているのです。