監修者情報
公開日:2022/05/13
2022/05/13
『不動産の知らない・出来ない・解らない』を解決する“不動産のかかりつけ医”、エイト不動産Labの近坂です。
今回は、昨年末に相談に来られたお客様の案件を紹介させていただます。
相談者の父親は癌(がん)の宣告を受け闘病中で、父には兄が1人います。
両親が住む実家は亡くなった祖父の名義のままのため、実家の名義を相談者自身に移しておきたいが、何をどうしたら良いか解らないといった相談でした。
実は実務において、今回のような “何をどうしたらよいか解らない” といった抽象相談は沢山いただきます。
今回の案件は、ヒアリングの段階では、父と叔父(父の兄)が各1/2を法定相続し、叔父の持分を相談者へ生前贈与してもらおうとアドバイスし、戸籍の収集をしていただいていたところ、今年に入って2月に父が急逝。
しかも、予想もしなかった事態が・・・
ようやく全ての戸籍の収集が完了し確認してみると、祖父は昭和19年に戦死しており、長男が全ての持分を『家督相続』していたことが判明しました。
そうなんです。
相談者の両親の住む実家は、全てを長男である叔父が相続していたのです。
このようなケースは稀ですが、今回の案件から、
①迅速に対策をしないと途中で状況が激変することがある
②明治31年7月16日から昭和22年5月2日までに亡くなっていた場合には、現在の均分相続ではなく家督相続が適用される
ということを再確認することができました。
皆様の父母・祖父母が戦死しているような場合は、家督相続に該当します。
心当たりのある方は、お気軽にご相談下さい。
監修者情報
公開日:2022/05/13
代表取締役 近坂 祐吾
(株)エイト不動産Labは、豊富な経験と専門知識を活かし、お客様の利益を最大限守ることを目指す不動産のプロフェッショナルです。宅地建物取引士や建築士が常駐し、売買・仲介だけでなく、家族信託を含む財産管理や多様な不動産ニーズに対応。対話を重視し信頼を築きながら、不動産業を健全な産業として社会に認知される存在へと発展させるため、日々努力を重ねています。
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