2023/09/08
『不動産の知らない・出来ない・解らない』を解決する“不動産のかかりつけ医”、エイト不動産Labの近坂です。
厚生労働省は、先月21日にアルツハイマー病の治療新薬「レカネマブ」の製造販売承認を了承しました。
アルツハイマー病の進行を緩やかにする効果を証明した薬としては国内初となり、これまで対症療法に限られていた認知症治療の大きな一歩となることでしょう。
しかし、このレカネマブは病気の根治に繋がる薬ではないということ、投与の対象は日常生活に支障がない比較的症状の軽い患者に限られるということは理解しておかなくてはなりません。
また治験では、脳の腫れや出血、頭痛やめまい、錯乱といった副作用のリスクが高まることも指摘されています。
では、根本的な対処はできないものなのでしょうか?
これはやはり予防につきます。
バランスの良い食事や適度な運動、規則正しい生活、他人との交流などが挙げられます。
私の専門分野の不動産でも、アルツハイマーに代表される認知症への対策は非常に大切です。
今まで何度もお伝えしていますが、認知症などで判断能力が薄弱化してしまうと、不動産の売買や賃貸といった契約行為が原則できなくなってしまいます。
そのための対策として、
① 遺言書作成
② 生前贈与
③ 家族信託
④ 任意後見制度
⑤ 共有不動産の権利調整
などを日々提案し、お手伝いさせていただいています。
身体も家庭も会社もコミュニティーも不動産も全て同じですね。
不調を来す前に現状を把握し、改善計画を立て実行、これに限ります。
不動産の認知症対策で、何をしたら良いか解らない方は、お気軽に相談して下さい。
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